ダンス・オブ・ヴァンパイア

  • はじめから安心して没入できる演目。この演目かかるのは冬が多い。舞台は冬ですからまあ納得ですが、私のイメージではヴァンパイアだからか夏っぽいんですよね。
  • 山口祐一郎はああいう役はばっちりはまりますね。トート閣下、ないし猊下と見間違えます(笑)。
  • 教授役の「人類のため」「本だ」はかなり難しい曲ですよね。これを歌えるのはかなりの腕がいると思います。
  • 大塚千弘のサラ、「おふろにはいりたいの!」の感じはとても好きだった。それがマグダになってより大人な色気を出してて芸達者。演じる役の幅広さは鈴木ほのかさんを思いだす。
  • 幕間のクコール劇場が名物。駒田さん、芸達者ですね。なお、クコール役はあまりセリフらしいセリフはないですね。
  • 伯爵の息子の役回り。ラカージュみたいだった(笑)。
  • 演出面では客席の通路を積極的に使ったりして観客をうまく巻き込んでいました。この演目は1F通路近くでみたい。
  • ダンスがみものの演目でもあります。特にクロロック伯爵がソロで歌い上げる「抑えがたい欲望」ではダンスもソロ。舞踏ぽい。
  • ログ
    • 090924(木)@博多座 夜 1F H18
      • 本日のキャスト クロロック伯爵:山口祐一郎 アブロンシウス教授:石川禅 助手アルフレート:泉見洋平 伯爵の息子・ヘルベルト:吉野圭吾 サラ:大塚ちひろ クコール:駒田一 宿屋の亭主・シャガール安崎求 シャガールの女房:阿知波悟美 女中・マグダ:シルビア・グラブ
      • なんとか博多座公演で観劇できました。初見なのでいろいろと面白かったです。あの独特のポスターから結構おどろどろしい話かと思ったら、コメディタッチで面白かった。はじめから安心して没入できるキャストです。山口祐一郎はああいう役はばっちりはまりますね。教授は石川禅。なかなかよかったです。サラの大塚ちひろは実は初めてなのですが、歌/ダンスともばっちり引き込まれました。後で知ったのですが、「アテンションプリーズ」の3人組の内のまじめな役をやっていた子ではいないですか。サラとは180度違うのでこの事実を知っても頭の中でなかなかつながりませんでした。クコール劇場はなんとレミゼのプロローグバージョンでした(笑)。駒田さん、芸達者ですね。伯爵の息子の吉野圭吾さんも笑わしてくれました。ラカージュみたいだった(笑)。演出面では客席の通路を積極的に使ったりして観客をうまく巻き込んでいました。舞台装置はレミゼなどに比べればシンプルだけど、後半のお城のシーンは組み合わせをうまく使っていますね。ところで2幕冒頭のダンスが中心のシーンで、ダンサーがオーケストラピットに落ちてびっくりしました。舞台左側4列目だったので割とその出来事が目の前でおきました。ところが、あまりに何もなかったかのごとく、舞台はすすんでいったので、最初は演出かと思ったりしました。恐らく心配しながらもまわりのダンサーがカバーしたのでしょう。さすがプロです。ダンサー・演奏者共に無事とのことで安心しました。あと、この演目は観てもないのにCDを持っていたのですが、舞台観る前にCDを聴いていたのと見終わって舞台を観るのでは全然印象が違いました(というより体験が違う)。これは現象学的にとても興味深い体験でした。フィナーレの曲はヤヌスの鏡の主題歌と同じものですね。なんとなくそれで懐かしくなったり。とにかく楽しめました。
    • 200106(月)@博多座 夜 1F-N23
      • 本日のキャスト クロロック伯爵:山口祐一郎 アブロンシウス教授:石川禅 助手アルフレート:相場裕樹 伯爵の息子・ヘルベルト:植原卓也 サラ:櫻井玲香 クコール:駒田一 宿屋の亭主・シャガール:コング桑田 シャガールの女房:阿知波悟美 女中・マグダ:大塚千弘 ダンサー:森山開次
      • 前回から11年たってるのですね。2020年のミュージカルはじめ。最近、ミュージカルのチケットとりにくい。人気が出てる模様。うれしいような困ったような。
      • 大好きな大塚ちひろさん、サラからマグダに。かなり色っぽく。この演目は1F通路近くでみたい。通路ふんだんに使う演出なので。今回はダンサーがオーケストラピットに落ちるということはなかったです。クロロック伯爵がソロで歌い上げる「抑えがたい欲望」。ダンスが舞踏ぽい。前とは違う演出でちょっと引き込まれた。ジーザスのジャポネスク版を連想しました。クロロック伯爵はトート閣下、ないし猊下と見間違えた(笑)。クコール劇場、チューチュートレインだった(笑)。