レ・ミゼラブル

  • 121221(金)#A 誕生日にこの映画が公開になり、観にいけることの幸福感。年休とってばっちりみてきました。レミゼは何度も映画になっていますが、待望の初のミュージカル版です。レミゼは映画によって描き方の軸が変わるのですが、今回の作品はバルジャン中心にシックに決めた感じ。舞台版よりも一層バルジャンの心情に軸がかかっています。全編にわたり、舞台のように歌い上げるのではなく、語りかけるような歌い方なのも、この映画の独自性に貢献している気がします。レミゼには迫力を求めるところもあるので、そこは物足りない感じもあるのですが、逆に物語として流れているような感じが心地よく、また、バルジャンを中心とした登場人物の感情移入しやすくなっています。「俳優歌えるのか?」という一抹の不安はあったのですが、ジャベール以外は全然問題なかったです。すごくよかったです。舞台とは違った映画ならではの表現方法だなと思い、やるなあと思ったシーンも多々ありました。で、ジャベールなんですが、なんかもうちょっと重厚な感じがよかったんですよねえ。冒頭の囚人の歌の時のジャベールの所、あまりに重厚感のなさに「ガクっ」ってなってしましました。ジャベールはレミゼ映画では、ジェフリー・ラッシュがもっともお気に入りなのですが、俳優的には今回のラッセル・クロウもありだと思っていただけに、残念だったです。演技はいいのです。ガブローシュの亡骸に勲章を添えるシーンなんかすごくいいんですね。でもね、歌がねえ... とはいえ、あくまで好みの問題なんですけどね。リトルコゼットは挿絵のコゼットのイメージ通りだったし、エポニーヌはどっかでみた人だなあと思ったら、25周年の人だったし、神父さんも舞台版好きにはたまらない俳優さんだったし、バリケードでアンジョラスが打たれるシーンも「そうきたか」という感じだし、.... 書き出したらきりないですが、本当に感動しました。思わず泣いてしまうし、自制心をきかせないと歌い出しそうになります。とにかく、舞台とはちょっと違う味付けだけど、よい作品に仕上がっています。お勧めです。@Tジョイ博多
  • 130114(月)#A 2回目。前回と同じスクリーンだけど満員御礼状態。そのためにあまりいい席をとれなかったけど、盛り上がっているのは嬉しいことです。パートナーと共にみたけど、パートナーもジャベールに違和感なかったらしい。この間、数名に印象調査したけど、みなさん違和感ないらしい。調査対象が女性だったからかなあ? 強迫的で白黒ハッキリさせるしかない性格に対する共感性の問題ではという解釈も。今回もフォンティーヌのI Dreamed A Dreamに涙し、One Day MoreやDo You Hear The People Sing?に鼓舞されつつも涙し、涙涙の鑑賞でした。@Tジョイ博多