エリザベート―愛と死の輪舞―2014年花組

  • 151019(月)#C 知り合いが貸してくれたので観ました。東宝版との大きな違いは実は声質ではないかという結論に達しました。全体的なトーンがやや高め。そのために華やかさが前面に出ているかなという印象です。東宝版は低音が効いていて(つまりは男性がいるので)、重厚な感じがします。
    • 演出上の違いをいくつか。冒頭と最後の白い面をつけた人たちの演出はなかなか不気味でよかったです。
    • エリザベートが花柳病をうつされることにより浮気が発覚するところが、宝塚版は浮気の現場写真により発覚します。この辺りは表現をマイルドにしたのでしょうね。これはこれでアリな演出です。
    • 太后ゾフィー東宝版ではいかにも悪そうな太ったおばあさんなのですが、宝塚版は眉毛のメイクが怒っている感じの角度で描いているけど、痩せた綺麗な人っぽい感じ。
    • 東宝版ではあるシーンがこぎみよくカットしてあり、テンポよくすすんでいく代わりに、最後のパレードがやはり独特ですね。ここのいろんなレンジのかかった曲がなかなか良い感じでダンスよりも聞き入ってしまいました。

初めて宝塚の味付けのエリザベートを通しで見て色々と発見がありました。@DVD