サウンド・オブ・ミュージック

  • 120901(土)#B 「ミュージカルの古典をみましょう」の季節だった夏。私の場合、どうも演出が評価のキーみたいなので、古典はオーソドックスな分、いまいち興味がわかないのですが、食わず嫌いはよくないので可能な限りみることにしました。そんな古典の作品でも老舗中の老舗、「サウンド・オブ・ミュージック」をみてきました。スタンダードナンバーになっている曲が多いのであまり新規性がないのではないかという懸念と、いわゆる「子ども」を中心にすえる作品はあまりに「鉄板ネタ」だけに逆にひいてしまうというあまのじゃくな私なので、大丈夫かなと思っていったのですが、思わず感動してしまいました。「My Favorite Things」はやっぱりいい。Jazzでみんなが演奏したがるものうなずけます。「ドレミの歌」、バカにしていてすみません。これはやっぱりいい歌でした。主役のマリア(笠松はるさん)の歌声にはついつい惹きつけられました。何回か出てくる修道院のシーンのシスター達の歌声もすごく美しかったです。比べるものでもないでしょうが、私の夏の古典ミュージカル対決「ウエスト・サイド・ストーリー」vs「サウンド・オブ・ミュージック」は、後者に軍配といった感じです。奇しくもいずれの作品にもマリアがでますね。