ラ・マンチャの男

  • 120506(日)#C GWの最終日は「ラ・マンチャの男」の観劇でした。名作なのは知っていたのですが、作品と私の感覚がフィットするのかちょっと判断つかなかったのと、今年は今の時点で夏までの後2作観る予定なので、久々のC席です。帝劇ほどではないけど博多座の3Fも結構奈落です。舞台セットも洞窟っぽい牢獄なのでそこを見下ろすような感覚でした。愛用の単眼鏡もここまで遠いとちょっと厳しいかなと思いましたが、劇場が暗転すればそこそこ見えました。さて、作品ですが、予備知識なしに観たので、シチュエーションの十分な理解は結局帰宅後ネット検索によったのだけど(なぜ、あそこで劇が始まるのか、なぜ、あんなエンディングなのかなど)、十分に楽しめました。幸四郎さんの声、いいですねえ。上條さんは好きな俳優さんですが声が聞き取りにくいことがあるのですが(あの声質で不思議なのですが)、今回はすごく聞き取りやすく、またはまり役な感じだし、駒田さんは、こういう役回り、安心して観ることができます。松たか子さん、かっこいいです。歌も上手でした(ただ、個人的な好みとしてもう少し低音が効くといいかな)。結構アクロバティックなシーンもあったけど、ばっちり演じていてすごいと思いました。そして何よりあの有名な曲「見果てぬ夢」がストーリーの中に位置づきました。これがある曲とない曲では体験のされ方が違うんですよねえ。これでしばらくこの曲は頭の中でヘビロテになると思います。「見果てぬ夢」といえば、鈴木ほのかさんが演じた2人でのミュージカルのタイトルでもあります。あれ、大学時代に2回、みにいきました。ミュージカル好きな人は絶対楽しめる演目。是非鈴木ほのかさんに再演して欲しいです。最後に話がそれましたが、「ラ・マンチャの男」一見の価値ありです。@博多座 120506マチネC-C-15