三銃士

  • 110917(土)#C 急に思い立って三銃士を観にいきました。2Fの1列目でした。俯瞰的に眺めることができ、かつ役者の表情もそれなりにわかる席でした。三銃士の話は予備知識なかったけどついて行けました。これはダルタニアンの井上芳雄が完全に主役のミュージカルです。井上芳雄といえば入り待ちの人たちにつかまって(?)いるのを偶然目撃しました。この人、コメディタッチもなかなかいけますね。それから山口祐一郎はあいからわず甘い声で歌い上げてました(2幕の前半に見せ場があります)。しかしなんだか今回は控えめだったかな。それにしても山口祐一郎の役は司祭でも吸血鬼でも黄泉の帝王でも全部見た感じが似ているんですよね。あれが彼の持ち味かも。逆にジャンバルジャンはちょい違和感あり。他の役者さんも結構大物揃いでした。演出的には2幕の司祭の心の叫びのところが斬新だったです。なかなかよかったのではないでしょうか。劇中劇の構造もなかなか。気になるところは1点。ワイン売りの男の家のシーンはなくてもいいのでは。その後のストーリーに関係ないのだから、スピーディーな展開にはなくてもよいと思います。枢機卿の親衛隊の服、黒にちらつく赤がかっこいい。全体的に「パイレートクィーン」の印象に似たミュージカルでした。@博多座 110917(土) 昼2F A44