こどもミュージカル 桃次郎の冒険
- 新聞を見たら勤労感謝の日なのにこどもミュージカルをやっていました（笑）。こどもミュージカルといっても馬鹿にできないことは「エルリックコスモス」に感動したのでよーくしています。この作品、鬼は実はいい人たちで、人間の偏見から退治されてしまったという子どもにはインパクトのある話に仕上がっています。でも、人間も鬼も同じくらい大切な存在で手をとりあって仲良くやっていこうというメッセージはとてもいいメッセージではないでしょうか。私はこの手のメッセージは意外なほど素直に感動できます。そして、こういうメッセージを子どもに向けて発していくことは、楽観的に賛成してしまいます。というか、こういうことはあまり斜めに見たくないなという気持ちです。ただ、子どもが理解できるかどうかは別ですが...まあ、すぐに理解できなくてもこういういい作品が無意識に沈潜してゆくことは大事なことです。さて、主人公の桃次郎の招待が人間とばれ、鬼に取り囲まれるシーン。「李香蘭」の裁判シーンを思い出します。最後の「すもももももももものうち」は「徳をもって恨みにむくいよう」とかぶってしまいました（ちなみに「李香蘭」は日本のミュージカルの傑作だと思っています）。淺利慶太氏の伝えたい大事なメッセージの1つかもしれないなと思いました。関係ないけど、劇団四季のミュージカル、オリジナルの物だけでもDVDにならないかな〜/ 2004.11.23（火）A ＮＨＫ
