喜劇 急行列車

  • 渥美清が車掌長として主演している国鉄全面協力にによる映画です。メインの舞台は下り「さくら」と「富士」の車内。この構造上、車内で色々ドラマが生まれます。喜劇とはいえ、ドタバタではなく、人情喜劇です。結構ほろっとさせられます。特に心臓病を抱え、別府の国立病院に手術に向かうため、寝台列車にはじめて乗った鉄道好き少年との渥美の関わりは、重層的にほろっとさせられ、思わず涙しました(ちなみにこの記述から列車が「富士」であることが分かる人は鉄道好きでしょう)。なお、このシリーズの後、渥美清は寅さんシリーズに移っていきます。
  • 鉄道好きとしても見所満載で、舞台は20系客車なので、客車内部が楽しめますし、ちらっとパンタ付電源車も出てきます。牽引機としてEF65やDF50、DD51などが拝めます。途中回想シーンなどには湘南電車や蒸気機関車も出てきます。寝台列車が舞台の映画は結構な確率で出身地最寄り駅の徳山が出てきます。この映画でもやっぱり停車駅として出てきます(ハプニングも起きています:笑)。
  • この九州方面行きのブルートレインみて懐かしいとおもうのは、ある種の心象風景となっているからでしょうね。子どものころ、父親が関西や関東に出張するたび、徳山からブルートレインにのっていて、その見送りにいってブルートレインをみるのが楽しかったです。そんなこともほろりを思いださせる思いの外いい映画でした。
  • ログ
    • 170211(土)@DVD
      • 渥美清が車掌長として主演している国鉄全面協力にによる映画です。メインの舞台は下り「さくら」と「富士」の車内。この構造上、車内で色々ドラマが生まれます。喜劇とはいえ、ドタバタではなく、人情喜劇です。結構ほろっとさせられます。特に心臓病を抱え、別府の国立病院に手術に向かうため、寝台列車にはじめて乗った鉄道好き少年との渥美の関わりは、重層的にほろっとさせられ、思わず涙しました(ちなみにこの記述から列車が「富士」であることが分かる人は鉄道好きでしょう)。なお、このシリーズの後、渥美清は寅さんシリーズに移っていきます。
      • 鉄道好きとしても見所満載で、舞台は20系客車なので、客車内部が楽しめますし、牽引機としてEF65やDF50、DD51などが拝めます。途中回想シーンなどには湘南電車や蒸気機関車も出てきます。寝台列車が舞台の映画は結構な確率で、出身地最寄り駅の徳山が出てきます。この映画でもやっぱり停車駅として出てきます(ハプニングも起きています:笑)。
      • この九州方面行きのブルートレインみて懐かしいとおもうのは、ある種の心象風景となっているからでしょうね。子どものころ、父親が関西や関東に出張するたび、徳山からブルートレインにのっていて、その見送りにいってブルートレインをみるのが楽しかったです。そんなこともほろりを思いださせる思いの外いい映画でした。
    • 200104(土)@DVD
      • 2020年1発目の映画。ながらみに丁度いい。
    • 201120(金)@DVD
      • この映画のことが知り合いと話題にあがったので、再視聴。やはり心臓病の子のエピソードが心に残りますが、今回はお産のエピソードもぐっときましたね。